これですっきり!むくみ解消法 第2回良い姿勢・だめな姿勢編
お久しぶりです! 看護師のマツイケンジです。
前回の仕組み編 どうでしたか?
結構難しかったですよね・・・・・・。
でも、
仕組みさえ分かれば、解決するのは簡単です。
不安があれば、もう一度第1回のところを読んでみましょう!
今回は、
- こういう姿勢をすればむくみづらい
- こういう姿勢をすればむくみが解消される。
- よくある、勘違いなこんな姿勢!
の3つを紹介します。
どれも、今日から実践できるので、ぜひ試してみてください。
前回の話の中で、たっている状態の両足の血液はロッククライミングのようなつらい思いをして、心臓まで到達することを説明しました。
登ることを断念したり、あるいは渋滞により新たに登りはじめることができない血液は「間質液」となって、皮下組織にたまり、「むくみ」になるんでしたね。
「リンパの流れがわるくなっているので、しっかりと流していきましょう」
というやつ。
(引用:リンパ浮腫に対するマッサージ(リンパドレナージ)について)
これは、ロッククライミングをする血液を、外側からの力(リンパドレナージ)により、手助けしてあげて登りやすくしてあげることをさします。
でも、仕事中はいちいちリンパドレナージをする余裕なんて無いですよね。
次にこの画像を見てください。
ペットボトルが、立った状態の足。下にたまった水が血液をさします。
リンパドレナージは、これをグイグイ持ち上げるようにマッサージすることで、心臓へ送りやすくします。
次に、足をまっすぐのばした状態。
たっているときに比べ、心臓へ水が流れやすそうな感じがしますよね。
ということは、もっと角度をつければ良い!ということです。
極端な話、逆立ちに近い状態です。
あるいはうつぶせになり、足を曲げている状態。
これなら、余裕で心臓に行きますよね。
ところがこれ
だめなんです
難しい話になるんですが、血管やリンパ管に吸収されるには、時間を必要とします。
吸収される時間よりも早い時間にお水が移動すると、吸収待ちのお水で渋滞します。
つまり、むくみます。
足の場合、これをすると太ももがむくんじゃうんです・・・・・・。
では、ここからが本番です!
「むくみの解消の為に足を高くして寝ましょう。」
こういわれた方いませんか?
どういう姿勢で寝ましたか?
こんな姿勢で寝てませんか?
これは、ペットボトルを逆にしているのと同じで、太ももがむくみます!
では、どのような姿勢をすれば、むくみは解消されるのでしょうか。
それは、ペットボトルを横にしているイメージが一番良いです。
こんな姿勢です。クッションを1〜2枚入れてあげるだけでOKです。
え!?これだけ!?と思われた方、おそらく高くあげ過ぎです。
毎朝、太ももがおもだるかったりしませんか?
でも、そもそも、むくんでから解消させるより、普段の仕事の中で取り入れられる姿勢があれば取り入れたいですよね。
特に、デスクワークの方は必見かなと思います。
それはこんな姿勢です。
もし、台のようなものが無ければ、足を前に投げ出し、斜めにするだけでも効果的です。
ポイントは、ロッククライミングをさせないこと!
どうでしたか?むくみ解消法の姿勢。
結構勘違いされている方が多い部分だと思います。
ぜひ、今日から試してみてください。
そして、感想を聞かせてくださいね!
参考・引用文献:廣田彰男,リンパ浮腫の手技とケア,学研,2012
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マツイケンジ
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