ドライスキン(乾燥肌)になっていませんか?第2回保湿編

皆さん お久しぶりです!
看護師のマツイケンジです。
ドライスキン対策の第2回は、保湿編です。

まずは、皮膚の構造からおさらいしましょう。
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(スキンケアガールズより引用)

皮膚の表面は、角質がレンガ状に敷き詰められているようなイメージです。レンガの場合は、間にコンクリートが塗られていますが、皮膚の場合は皮脂が詰まっています。
角質の役割としては、スポンジのように水分を吸収し、うるおいを保つということがあげられます。
皮脂の役割としては3つ。

  • 弱酸性に保つことでばい菌がついてもやっつけられる。
  • 角質の間にゴミがたまらないように防御している。
  • 角質にたまった水分がなくならないようにする。

第一回でもお話ししたように、洗いすぎた場合皮脂を落としすぎ、「角質の間にゴミがたまりやすい」ということと、「角質の水分が蒸発しやすい」ということがあげられます。

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(乾燥肌のメカニズムより引用)
洗いすぎていた場合は、修正してもらえればドライスキンは解消されるのですが、もともと乾燥肌の方や、中年以上の方の場合は皮脂の産生も落ちるので、そういった方の場合はこちらから、水分を与えてあげて、とどめなければなりません。ここがポイントです。

保湿は、水分を与えて、とどめる!

まず、水分をとどめる方法。それはやはり入浴が一番です。
シャワーより、浴槽につかる方が良いといわれています。
そして、浴槽につかり水分を与えたら、保湿剤で水分をとどめましょう!

まず、タイミングです。・・・・・・いつ塗るの?
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(LINEスタンプより引用)
・・・・・・というくらい急いだ方が良いんです。

そしてそれは、入浴後が一番良いんです!
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先ほども説明したとおり、入浴すると角質に水分が吸収されるんです。
普段だとその後どうします?すぐビール!とか、髪の毛乾かしてから保湿しようかなぁとか思うじゃないですか。
・・・・・・実は、この間に角質の水分は入浴前のカサカサな状態に戻っているんです。

入浴直後から入浴前の状態に戻るまでの目安は30分以内といわれています。
なので、僕はどうしているかというと、洗面台に保湿剤を用意してあります。
そして、入浴後体をふきます。この段階で塗ってしまうのです!(めちゃ早い。)

あとは、ゆっくり髪の毛を乾かしたりしてしまいます。それだけ、早く塗った方が良い!ということです。
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ただ、注意してほしいのは手の平です。トイレに行くたびに手洗いをするじゃないですか。
そのつど、保湿剤が落ちちゃうんですよね。なので、手の平に関しては、手洗いをするたびにぬりましょう。
一度、皮膚トラブルを起こすと治りづらいのは、それがゆえんでもあるのです。

次に、なにを塗るのか?ですよね。
・・・・・・長くなりそうなので、次回にしましょう!
次回、保湿剤のチョイスの仕方!です。

参考文献
・土井香里:スキンケアを実践しよう,整形外科看護,2010,15(6),p85-91

現役看護師が、知恵袋にされている健康関連の質問を補足して解説するブログも、合わせてお読みください!

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