これですっきり、むくみ解消法 第1回 どうしてむくむの?
みなさん お久しぶりです!
看護師のマツイケンジです。
今日から、新シリーズ むくみ解消法です。
どうして、このテーマにしたか・・・・・・というと、
- むくみで悩まされている人が多い
- 一生懸命努力しているけど、誤った方法だから、すっきりしない
- 皆さんご存知!血管の中にある水、血液!
- 免疫反応で大活躍、リンパ管の中にある水、リンパ液!
- お肌の弾力、もちもち感、細胞の間にある間質液
- 皮下組織にお水がたまることをむくみという。
- たちっぱなし、座りっぱなしは、静脈血が心臓に戻りづらい状況である。(ロッククライミング)
- 静脈血が心臓に戻れないと、間質液となって皮下組織にたまってしまう。これがむくみの原因である
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という理由があります。
実は原因は「リンパドレナージ」という方法が広まったのが、医療界ではなく美容界からだったという側面があります。
また日本でも同様にエステやリラクゼーション業界に「リンパドレナージ」という方法が広まったため、正しい方法で行う施設もあるんですが、誤った方法で行う施設も増えてしまい、「科学的根拠」がないまま浸透していってしまった、という過去があります。
その後、医療業界に「リンパドレナージ」という手法が紹介され、混乱を招いてしまっているのです。
いったい、何が正しいのかと!
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
というわけで、「むくみとはなんぞや!」ということから始めましょう。
ここでの解説は「健康な人」を対象にしています。
なんらかの疾患による「むくみ」とは、一部異なっていますので、注意してください。
実はですね、これ「ドライスキン」同様に、皮膚の構造が重要になってきます。
まだ読んでいない方はこちら!
(こちらより引用:真皮と皮下組織)
皮膚のずっと下の方に、皮下組織ってありますよね。ここに、水分が貯留することを浮腫といいます。
では、なぜここに水分がたまるのでしょうか。
立仕事やデスクワークがつづくと、むくみがひどくなるイメージありませんか?
実は、あれが水のたまる原因なのです。
一般的な血圧は100/60mmHgくらいでしょうか。
これは、動脈の中を勢い良く流れる血液の圧力なのです。
イメージ的には、侍が首を切られて、ぴゅーぴゅー血が噴き出すイメージ。
次にこれが、静脈の圧です。
静かな血液と書いて、静脈ですが・・・・・・足首の静脈は、ほとんど動脈と変わりませんね。
さらに、大変なのが、これだけ強い圧がかかっている血液を足首から心臓まで戻さなければいけないのです。
・・・・・・まるで、ロッククライミングですね。
ここで、戻せない血液(ロッククライミングから脱落した血液)はどうなるの??という疑問が生じます。
実は、血管から逃げ出すのです。
血管から逃げ出した血液・・・・・・?
出血?
いやいや違います。
実は所変われば品変わるという奴で
身体の中にある水分は、どこにあるかで、名前が変わるのです。
有名なお水はこんなものでしょうか。
もともとは、同じお水なんですよ。
リンパ管から漏れでたお水も間質液になります。
間質液は皮下組織にたまり、むくみになります。
しかし、通常の身体の働きでは間質液の9割は血管に戻り、1割はリンパ管に戻ります。
・・・・・・じゃあ、皮下組織にたまらないじゃないか!!
と思った方、鋭いです。
しかし、足首の静脈の血液達は心臓という頂上に向かってロッククライミング中です。
つらい・・・・・・つらすぎる・・・・・・。逃げよう。(血液)
間質液達は血管の中に戻ろうにも、登れずに苦戦している血液達で大渋滞していて戻れません。
それに、あんなつらい思いしたくありません。
しばらくは、間質液になっていなければならないようです。
これが「むくみの原因」なのです。
さて、長くなりましたので整理をしましょう。
今回は、内容が難しく理解しづらい点ですが、
これさえ分かれば、対処法も楽々です!(。・ω・。)
次回、これですっきり、むくみ解消法 第2回 むくまない姿勢編をお送りします。
現役看護師が、Yahoo!知恵袋を補間して解説するブログもどうぞ!
マツイケンジ
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