ドライスキン(乾燥肌)になっていませんか?第3回保湿剤のチョイス編
看護師のマツイケンジです。
さて、お待たせしました! いよいよ、保湿剤のチョイスです。
一番いえるのは、
「自分に合っているものが一番良い」
ということです。
でも、どんなものが合っているのか、合っていないのかわからないよ!って方も多いと思います。
(東京超高解像度CT画像解析顕微鏡歯科診療 アシスタント★YUより引用)
赤くなったり、かゆくなったり、ヒリヒリしたりしたら合っていない
と考えてもらってOKです。
それで、よく尿素入りが良い!っていうじゃないですか。
あれ、痛くないですか?
(イラストレーターは、きょうもいいてんきより引用)
もし、痛みを感じるならやめましょう。
尿素は、水分を引き付ける力があるので保湿剤に含まれているのですが、しみるんですよね、人によって。
なので、しみる場合は無理して使わなくて良いです。
大きく分けて保湿剤は3種類あります。油脂・クリーム・ローションです。
- 油脂
油脂は混ぜ物が一切入っていないもので、「ふたをする」イメージです。入浴後に、角質に十分水分を与えてふたをしてしまいます。
単剤の為、アレルギー反応が起こりづらいのがポイントです。
ワセリンや、ホホバオイルなど、アロマの基材としても使いますよね。
伸びづらいのが難点ですが、まず手に取り、手の平で温めながら伸ばします。それを体に塗ると塗りやすいです。
- クリームタイプとローションタイプ
これは、塗る範囲により使い分けたら良いと思います。範囲が広いと、クリームタイプだと塗りづらいのでローションタイプがおすすめです。油脂との使い分けなのですが、「使い心地」と乾燥度により分けてOKです。乾燥が強すぎて気になる場合は、油脂のほうが「ブロック力」が高いです。ただ、「べたべた感」があるので、ローションを塗った後に油脂を塗るでもOKです。
入っている成分としては、「セラミド」が入っているものがおすすめです。乾燥肌のかたや、中年以降の方の場合、このセラミドが不足することで、ドライスキンになるといわれているので。
皮膚科の先生が開発に参加されているキュレルは、セラミドも含まれており、アレルギー反応も生じづらくコスパもよいです。難点は独特のにおいがあることですね。
また、良く皮膚科の先生が勧める市販のものでは、NOVのオリゴマリンローションがあります。これは、独特のにおいがなく、伸びやすく使い心地が良いです。僕は最近こちらを使ってます。難点なのは、若干値段が張るのと、保湿力がちょっと劣ります。
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よく、スプレータイプのもの、みたことありませんか?ミストとなって出てくる奴。ユリアージュが有名ですかね。あれは、角質に水分を与える役割をします。乾燥が気になったときに、しゅーっとしてあげる。
しかし、気をつけていただきたいのは、スプレーした後に「そのまま」にするのはやめてください!
30分を過ぎると、蒸発し、乾燥をひどくさせます。手で押さえつけるようになじませて、油脂やローションを塗りましょう。そうすれば、与えた水分は閉じこもります。
塗る量なんですが・・・・・・
実は、保湿剤は多ければ多いほど良い!
目安として、塗り終わったあとに、ティッシュペーパーがその部位にくっついて離れないくらいが目安と言われています。
もし、少量をすり込むように塗っている方は、少なすぎるかもしれません。
・土井香里:スキンケアを実践しよう,整形外科看護,2010,15(6),p85-91
・和田 紀子:特集●アトピー治療のベストプラクティス Vol.2,日経メディカル,http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t060/200910/512518.html (アクセス:2014.12.04)
次回は、番外編「お医者さんからもらったお薬、正しく塗れていますか?」をお送りします!
限界なんてnothing!
現役看護師が、Yahoo!知恵袋に補足でお答えし解説するブログも、併せてお読みください!
マツイケンジ
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