転籍しました! 〜26歳新人キャバ嬢の奮闘記〜

3月から別のお店へ転籍したので、今日はご報告をかねて、

新境地でのある心境の変化を書きます。


 

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 転籍にいたるまで。

前まで働いていたお店とはぜんぜん違う。
スタッフも、お客さまも、サービスの仕方も…
同じところと言えば、キャストが隣に座ってお話をして時間制でお金を頂戴する、という基本的なシステムだけ。
新しいお店ではかっこいいダンサーのショーが毎日あって、
お客さまもキャストも一緒に、音楽に合わせて踊ってみたり。
とっても大人できらきらした空間!!
はじめての入店は客として遊びにきて、一夜にしてこのお店の大ファンになった。
ただ、料金は高いのにキャストの時給が異常に安く、ドリンクバックや送りもないので、どう見ても人手不足。夜働く子たちは基本的にお金を稼ぐために働いているのであって、もの好きな人しかここを選ばないよね。
そんな理由もあって、私は友だちの紹介でこのお店に入ることになった。


ボディタッチに対する嫌悪感

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はじめて会ったおじさんに体を触られる、前のお店でどうしても嫌だったこと。
そっと足に手をおかれたり、お尻を少しでも触られると拒絶していた。
でも今のお店では、前みたいに反射的に嫌だ!とはならないのだ。
夜の世界に慣れたから?
いや、違う。
今でも前のお店でされると嫌なはずだ。
じゃあ何でだろう?


一つは、お店の女の子に対する扱いのちがい
前のお店では、キャストを商品として見ている雰囲気があった。
女の子がひどいセクハラを受けてもボーイのフォローはなし。
寒空の下チラシを配り続けて、手足がガチガチになっても労いの言葉がない。
今のお店ではボスもママもいる。
お客さまは下手なことができないし、いざという時に頼れる絶対的存在だ。
付け回しのボーイさんも、営業中ずっとキャストへ声をかけてまわる。


二つめはキャストの露出度の高さ。
ダンサーが半分ぐらいで、彼女たちも席につく。彼女たちポールダンサーなので、肌を露出することに何の抵抗もない。
彼女たちと同じ空間で働いていると、何だか自分も気持ちが大きくなるのだ。
赤ちゃんがお母さんと一緒ならだいじょぶ、みたいな安心感。
安心感をもって接すると「いやらしい」ボディタッチに思わないのだ。
なんだか友だちのスキンシップのような、自然なもの。


あとは、お客さまが支払っている料金。
「1時間4000円しか払ってないくせに、好きなようにできると思うなよ!」という気持ちがあった。
今のお店は1時間13000円。この対価を思うと自然に許しがでてしまう。
それに、目の前のお客さまに「お金持ってるひと」というラベルを無意識に貼っつけてしまっているのだ。


正直なきもち。
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Miyu(仮名)

Miyu(仮名)

ひょんなことから、20代後半にして初めてキャバクラで働いています。 そんな私の体験記をご紹介します。