20代後半にして初めてキャバクラで働く女の体験記〜vol.4 お客さま〜

キャバクラで働く女の体験記

キャバクラで働きはじめて、そろそろ2ヶ月がたつな〜

「26歳新人最年長」というキャラ設定が定着した。

2名のお客さまから本指名も頂くようになって、徐々にこの世界に馴染んできた今日この頃。

ということで今回は、どんなお客さまが私の働くお店へ来るのか、について書くよん。

 

★サラリーマンの街

私の勤務先は、日本の平均的サラリーマン層が遊ぶ夜の街。

だいたい仕事終わりの19時〜20時ぐらいから食事をして、2次回、3次回で来店するケースが多い。

なのでお店のピークタイムは22時〜終電。

比較的安いお店なので(初回で3000円+ 税/40分)、

想定年収は400〜600万円程度。

 

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★どはまり系のお客さま

そんな街なので飲んだノリで何となく来てくれるひとが多い。

でも売上を支えてくれているのは、他でもない定期的に来店する顧客さま!

 

いわゆる、キャバクラに色恋を求めてしまっているタイプの人。

実際の世界では、既婚で家庭にしばられていたり、

モテなくて女の子に相手をしてもらえなかったりで、

そんなリアルを脱して、キャバクラで色恋の駆け引きを楽しむ。

彼らはたいていお気に入りの女の子がいて、1人で来店するひとが多い。

そしてキャラクター性に特徴のあるひとが多い。

 

他のキャストには殆ど喋らない堅物のひと

見ている限り指名キャストに対してもずっと無表情…。

しかしいつの間にかシャンパンを入れているからすごい。

 

舌マニアでキャストの舌を診断してくれるひと。

「君気をつけたほうが良いよ〜、黒い斑点できてるから絶対体悪いって!」

と私は忠告を受けた。

ご指名の女の子は、舌が一番ピンクできれいな子。

 

軍マニアで全身ミリタリースタイルのひと。

このひとに限っては、彼のカモフラジッポをちょうだいして、火をお付けする。
ちょっと癖ものそうなひとは、どはまり系に属することが多い。

 

こんなひともはまる。

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その方は広告系のカメラマンで、30代半ばのお客さま。

私が初めて見た日、赤いダウンにニット帽をスマートに着こなしている彼は、何となく店の雰囲気と異なっていた。

こういう少しお洒落で青山のラウンジとかにいそうなひとは、このお店になかなか来ない。

しかも1人で同伴来店。

私は同伴の子がヘアメイクで抜けているときに、10分ほどお話をする機会があった。

彼は社会勉強のために、たまにキャバクラにふらっと行くらしい。

今の若い子が何を考えていて、なんでこういう場所で働いているのか。

だから、普段は指名はしないし、同伴なんて初めてのことだったみたい。

 

じゃあなぜゆかちゃん(仮名)を指名したのだろう?

半年前にたまたま1人で入ったのがうちのお店で、まあ安いし可愛い子も多かった。

それで先週、同僚の方と来店したんだって。

そしたら、ゆかちゃんがたまたま横について、そのひとのことを覚えていてくれたそう。

顔だけじゃなくて、名前も、会話の内容まで細かく。

「こんなにちゃんと覚えてくれてたの、初めてなんだ。別に色恋もとめてるわけじゃないから、連絡先とかも交換しないからさ。」

 

おそらくゆかちゃんからすると、普段はお店にこないようなひとだから印象に残っていたんだと思う。

キャストにとってもある意味「色恋」感情はあるんだよね。

だって、もしかしたら毎日連絡とらなきゃいけなくなるんだから、

不細工なおっさんより、イケメンなお兄さんの方が良いでしょう。

ゆかちゃんは少なくともこのひとに好意的で、もう一度会いたいな、と思っていたはず。

 

よく手当たり次第に連絡をとってお客さまを増やそうとしている女の子がいるけれど、

それってものすごく精神的に負担になってるんだよね。

客対キャストも一つの人間関係。

うまくかけ引きが楽しめそうなお相手を見つけることも大切だなと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Miyu(仮名)

Miyu(仮名)

ひょんなことから、20代後半にして初めてキャバクラで働いています。 そんな私の体験記をご紹介します。